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社長インタビュー|“サプライズが人生を豊かにする”を仕事にするということ

「サプライズが人生を豊かにする」——美容師から経営者へ、挑戦を続ける理由
サプライズが人生を豊かにする

「サプライズが人生を豊かにする」——美容師から経営者へ、挑戦を続ける理由

代表取締役:宮下健太郎
株式会社mama said代表/美容室nico・grusを運営。2014年にアプリ開発や海外美容室の展開などを経験し、現在は「AI×美容」「不動産×美容室の継続性」など複数の事業を展開中。失敗と挑戦を重ねながら、常に“サプライズのある仕事”を目指している。

「誰かの“限界”を超える瞬間をつくりたい」

――会社として大切にしている価値観はありますか?

「サプライズが人生を豊かにする」

私の根底にずっとある考え方です。
社会を変えたい、業界を一新したい。そんな大きなスローガンを掲げているわけではありません。
けれど、自分たちの仕事が、誰かの思い込みや限界をちょっとでも超えるような瞬間をつくれたなら、それは間違いなく人生の“豊かさ”につながる。そう信じて、私たちは日々の現場に立っています。

たとえば、昔の話にはなりますが私たちは美容師でありながら、服やメイクのスタイリング、ロケ地の手配から撮影、映像編集まですべて自分たちでやったことがありました。
完成した一本の作品を見て、お客様が「これ、本当に全部自分たちでやってるんですか?」と驚いてくれて。

出演モデルさんが、自分の撮影された写真を見て、嬉しそうにしていたのを見たとき、私は見つけてしまったんです。
「美容の枠を超えて、誰かの気持ちを動かす仕事が美容師にはできるんだ」と。

海外出店で知った、“未熟でも始める”という覚悟

――過去に海外でも美容室を展開されていましたよね?

はい。最初はカンボジアからでした。マーケティングリサーチを現地で行い、その後マレーシアのペナン島に「nico penang」を出店。

けれど、結果から言えば、どちらも成功とは言えませんでした。

カンボジアは1年で撤退、マレーシアではパートナーの裏切りもあり5年で完全撤退。
現地で築いたSNSアカウントも、銀行口座も、すべてを失いました。

それだけでなく、国内のアイラッシュサロンも閉店に。
アイラッシュサロンでも美容室でも金銭トラブルやスタッフの不正が起きていました。

私は、「自分が現場にいないから、こんなことが起きるんだ」と何度も自問しました。
でも、実は私がいた店舗でも、売上の改ざん、盗難、信頼していた人からの不正は何度も起きていました。

まじめに向き合っている自分が馬鹿らしい。全部投げ出して一人でやっていこうかなと思うこともありました。
けれど、そんなときに限って

それでも「助けてくれる人」がいた

本当に不思議なんですが、一番苦しいタイミングで、助けてくれる人が現れるんです。

現場のスタッフ、昔から支えてくれた仲間、取引先や関係者の方々。
誰かがふと声をかけてくれて、手を差し伸べてくれた。

「あの言葉があったから、私は潰れずに済んだ」と心から思います。

今も会社に残ってくれているスタッフたちは、私が背負わせてしまった数々の失敗にも関わらず、共に前を向いてくれている。

そのことには、もう頭が上がらないです。

かなりの負担をかけてしまったし、今現在もそれは続いていると思います。

このチームで、また新しいチャレンジが出来るかもしれない。
この単純な思考と勘違いする力と、まだ自分たちを信じてみたい想いが、いまでも仕事を続けているモチベーションです。

私は、失敗からしか学べなかった

――なぜそこまでして挑戦を続けられるのですか?

私は、挑戦した数と同じかそれ以上に失敗してきた人間です。

でも不思議なことに、「できなかったことができるようになる」という感覚に、抗えないんです。

それが楽しくて、それが生きている実感になっていて、いつの間にか他の価値をあまり求めなくなってしまった。

飲食店もやりました。でも、最初は無知のまま挑んで、結果はイマイチ。今でこそなんとか形にはなっていますが、最初は大変でした。
でも、やってみたからこそ、次に活かせるものがあると気づけた。だから、やってみてよかったと今では思っています。

きっと、これからも失敗はすると思います。
でもその分、また一歩前へ進みたい。

挑戦、挑戦、挑戦。
それが私の経営スタイルであり、生き方なんだと思います。

スタッフにも“挑戦”してほしい

――一緒に働く人に求めることは?

求めるのは、「自発性」と「影響力」です。

うちの会社には、細かいルールもマニュアルもありません。だからこそ、「指示がなければ動けない人」には向かないと思っています。

でも逆に言えば、主体的に動ける人にとっては、圧倒的に成長できる環境です。

たとえば新卒入社のスタッフは、入社1年目ですぐに秘書業務を担当し、撮影のディレクションをし、社内で発行しているフリーペーパーまで作っているかと思えば、その1時間後には税理士と打ち合わせに同席し、夕方にはカットをするスタイリストもやっています。圧倒的マルチプレイヤーになれるんです。この会社の環境を使いこなすことさえできれば。

やりたいことがあれば、分野は問いません。
AIでも、不動産でも、映像でも。
美容師という肩書に縛られず、どこまでも一緒に挑戦できます。

働くための“土台”はしっかり守る

――経営者として、何を大切にしていますか?

まずは、給与と休日
働く人が“自分らしく”いるためには、生活の安定が何よりも大切だと考えています。

自己成長ももちろん大切ですが、基本がしっかりしていないと思考がボケてしまうと思うんですよね。
だから、まずは自分の生活のどこを死守するべきなのかを明確にしていただいて仕事する必要があると思うんですね。

当たり前じゃんと思うかもしれませんが、しっかり意識して会社が約束してくれることを明確にすることが大切だと考えています。

その上で、「成長したい」と手を挙げてくれた人には、どんどん仕事を任せたい。
会社の規模が小さい今だからこそできることもたくさんあります。

ただの“一社員”ではなく、“創る側”としてこの組織に関わってくれる人を、心から歓迎したいと思っています。

一緒に、“当たり前が壊れる経験”をしよう

最後に伝えたいことがあります。
「自分の居場所がない」と感じている人ほど、ここに来てほしい。

なぜなら、私自身がそうだったから。

海外で失敗したとき、「もう終わりかもしれない」と本気で思いました。

でもそのとき、自分の枠を壊したからこそ、新しい景色が見えた。

美容師なのにアプリを開発したり、
美容師なのにAI事業に関わったり、
美容師なのに不動産オーナーをしてみたり。

“美容師らしくないこと”をしてきたけど、私にとってはどれも「美容師だからこそできたこと」なんです。

だから次は――

あなたが驚く番。
そして、あなた自身が“サプライズ”になる番です。

この会社には、そのチャンスが、確かにあります。

──美容室の枠を超えた、新しい働き方を、共に創っていける仲間を募集しています。

本当にこのまま美容師だけを続けて良いのかな。他に新しい可能性はないのかなと思っている方、ぜひ会いにきてください。

あなたがこれまでインプットしてきたその全てを、丸ごと全てアウトプットして形にしましょう。そのお手伝い、私だけじゃなくスタッフ全員惜しまずお手伝いしますよ。

あなたに会える日を楽しみにしています。